2009年7月3日金曜日

FOOTBALL CLUB

小2の息子がサッカーをやってます。
試合があると出来るかぎり観に行きますが、この2年生チームが弱くて…。

他のチームは、コーチが(怖いくらい)大声で指示を出してるけど
ウチのコーチはほとんど何も言わず。
初めの頃はルールすらわかってない子がほとんどという状況でした。

先日、某有名私立学園と練習試合がありました。どうやら強いらしい、というウワサ。
しかし!
いざ試合が始まると圧倒的にボールを支配し、10対0で圧勝!!
(まあ、相手には1年生が何人かいたけど)

久しぶりの勝利に子どもたちは大喜び!!
試合中にコーチが言った指示は一つだけ。
『○○! ボール持ったらどこに向かう?』

試合後のコーチのお言葉。
『ボールを持ったら、どんどんゴールに向かってドリブルしてショートしてください。
 パスなんかしなくていい。パスは6年生になってからでも覚えられます。
 試合中にコーチや友達に何か言われても、自分で考えて自分で動いていいんです。
 キーパーでも、行けると思ったらどんどん前に出てショートしてもいいだよ

たしかに、守備とかパスするより、ドリブルしてショートする方が楽しいよな。
そして勝てばもっと楽しい。

子どもたちは試合に負け続けて相当悔しかったはず。
勝つためにはどうしたらいいのか?
コーチや親にやらされるのではなく、自分で考え、自分の力で突破する。

「今よりもっと上手になって、サッカーを好きになって欲しい」という方針のもと
今はあえて何も言わず、自分で考えて自分で行動させるのだとか。
自分だったら我慢しきれずに、いちいち指示出してしまいそう。

コーチ、若いのになかなかやるな。

子どもたちは試合が終わってから、
もっとサッカーやりたい、と近所の公園に自主的に練習に行ってました。
ここに、教育の本質を見たような気がしますね。